株式会社きらり観光

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2024年12月の投稿一覧

2024.12.18安全への取り組み

令和6年度 きらり観光 冬季想定訓練① 実施報告書

1. 目的

本訓練は、冬季の雪道における安全運行を確保するため、運転士の雪道走行に関する知識と技能の向上を目的として実施しました。

今後、実際に雪道を走行して訓練を実施しますが、まずは全運転士が雪道の危険性とチェーンの装着を確実にできるように車庫内で実施しています。

2. 実施概要

  • 実施日: 令和6年12月17日
  • 時間: 8時00分~10時00分 (2時間)
  • 場所: きらり観光 車庫
  • 参加者: きらり観光 全運転士
  • 指導者: 東北出身のベテラン運転士 (大型バス運転経歴30年以上)
  • 訓練内容: 雪道走行の危険性に関する解説、軽量チェーンおよび通常チェーンの装着訓練

3. 訓練内容詳細

本訓練は長年の雪道走行経験を持つベテラン運転士が講師となり実施しました。

具体的な訓練内容は以下の通りです。

  1. 雪道の危険性についての解説 (座学):

    • 雪道特有の危険性 (スリップ、横滑り、制動距離の延長など) について解説。
    • 路面の凍結状態 (圧雪、アイスバーン、シャーベット状の雪など) の見分け方とそれぞれの状況に応じた運転方法を説明。
    • 特に危険なブラックアイスバーンの発生メカニズムと見分け方、および遭遇時の対処方法について重点的に解説。
    • 過去の雪道における事故事例を共有し、注意喚起と安全意識の向上を図りました。
  2. 軽量チェーン&通常チェーンの装着訓練 (実技):

    • 軽量チェーンと通常チェーンの違い、それぞれの特性と使用場面について説明。
    • 実際の車両を使用して、チェーンの装着手順を段階的に指導。参加者全員が実際にチェーンの装着と取り外しを体験。
    • チェーン装着時の注意点 (締め付け具合、走行中の異音確認など) を説明。
    • チェーン装着後の走行における注意点 (速度制限、急発進・急ブレーキの禁止など) を説明。

4. 訓練を通じて得られた成果と課題

本訓練を通じて、以下の成果と課題が明らかになりました。

  • 成果:

    • 雪道の危険性、特にブラックアイスバーンの危険性について、参加者の理解が深まりました。
    • チェーン装着の手順を確実に習得することができました。
    • ベテラン運転士の経験に基づく貴重なアドバイスを受けることができました。
    • 参加者間で雪道走行に関する情報共有と意見交換を行うことができました。
  • 課題:

    • チェーン装着に若干の時間を要する参加者が見られました。現場で慌てないように最終的には全ての運転士がスムーズにチェーンを装着できるようになりました。
    • 異なる車種へのチェーン装着手順の違いやタイヤの種類による違いなど、車種ごとの特性を踏まえた訓練の必要性が認識されました。

2024.12.18安全への取り組み

令和6年度 きらり観光 災害・重大事故想定訓練 実施報告書

1. 目的

大規模災害時および重大交通事故発生時における乗務員の適切な行動と対応能力の向上を目的とし、社員全体の危機管理意識の向上を図るために実施しました。

2. 実施概要

  • 実施日: 令和5年12月17日
  • 時間: 14時00分~16時00分 (2時間)
  • 場所: 栄町消防本部
  • 参加者: きらり観光 全社員 (全運転士が参加)
  • 訓練内容: 災害および重大交通事故を想定した実動訓練 (ブラインド方式)
  • 想定パターン数: 8パターン
  • 協力: 栄町消防本部

3. 訓練内容詳細

本訓練は、栄町消防本部のご協力のもと、実際の災害現場や事故現場を想定した実践的な内容で行いました。

特に、発生するまで内容がわからないブラインド方式を採用することで、参加者の即時対応能力を試す形出会ったことが今回の訓練の大きな特徴です。

具体的な訓練の流れは以下の通りです。

  1. 想定付与: 消防隊より災害または事故の状況が参加者に伝えられます。
  2. 実動訓練: 各運転士が、自身の役割に基づき、状況に応じた適切な行動 (避難誘導、負傷者救護、情報伝達等) を行います。
  3. タイム計測: 消防隊が各パターンの所要時間を計測します。
  4. フィードバック: 各パターンの終了後、消防隊より訓練状況の評価と改善点、取るべき行動についての詳細なレクチャーが行われます。
  5. 意見交換: 訓練を通じて発生した疑問点や課題について、消防隊と参加者間で積極的な意見交換が行われました。

具体的な想定パターン:

今回の訓練では、以下のような具体的な事故パターンが想定されました。

  • ガードレールへの衝突による前扉使用不能: 前扉が使用できない状況下での乗客の避難誘導、非常口の使用、情報伝達の手順などを確認しました。
  • 後方からの追突によるエンジンからの発火: 車両火災発生時の初期消火、乗客の避難誘導、二次災害防止のための措置などを訓練しました。
  • 車内での負傷者多数発生: 負傷者の状態に応じた応急処置、トリアージ、救急隊への情報伝達などを訓練しました。
  • 高齢者のみの団体で非常口からの避難が非常に困難な状況: 高齢者の特性に配慮した避難誘導方法、介助方法、情報共有の重要性などを確認しました。
  • 正面衝突で運転士が心肺停止になった想定: 車内カメラと事務所を連携させた通報体制、乗客による応急処置、救助活動の手順などを訓練しました。
  • マイクロバスで避難口が塞がってしまった想定: 限られた避難経路における乗客の安全な誘導方法、情報伝達、外部からの救助を待つ間の対応などを訓練しました。
  • その他、災害時における適切な対応(例:地震発生時の乗客の安全確保、避難場所への誘導など)も訓練に盛り込まれました。

4. 訓練を通じて得られた成果と課題

本訓練を通じて、以下の成果と課題が明らかになりました。

  • 成果:

    • 実際の状況を想定した訓練を通じて、乗務員は事故時における自身の役割の重要性を改めて認識することができました。
    • ブラインド方式での訓練により、状況判断能力と臨機応変な対応力が向上しました。
    • 消防隊からの具体的なフィードバックとレクチャーにより、取るべき行動について深く理解することができました。
    • 消防隊との積極的な意見交換を通じて、相互の連携強化に繋がりました。
    • 実際の事故体験談を消防隊員から聞くことで、より現実的な視点から事故対応について学ぶことができました。
  • 課題:

    • 一部の状況において、適切な動きがわからない場面が見られました。
    • 複数人で連携した行動における課題(日本語がわからないガイドや乗客)も見られました。今後は、チームワークを意識した訓練も検討する必要があります。

5. 今後の対策

今回の訓練で得られた成果と課題を踏まえ、今後は以下の対策を実施します。

  • 今回の訓練内容と消防隊からのフィードバックを基に、社内マニュアルの見直しと改訂を行います。特に、今回想定された各パターンにおける具体的な対応手順を明記します。
  • 複数人で連携した行動訓練や、より複雑な状況を想定した訓練を定期的に実施します。
  • 今回の訓練で得られた教訓を全社員に共有し、更なる意識向上を図ります。

6. まとめ

本訓練は、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。栄町消防本部の皆様のご協力に深く感謝申し上げます。今回の訓練で得られた経験と課題を活かし、今後も継続的に訓練を実施することで、社員全体の安全意識と危機管理能力の向上に努めてまいります。

役割を事前に決定し、それぞれが適切な対応をとる訓練を行なっています。

運転士が主体となり、乗客役はパニックになる様子を演じ、ガイド役は冷静に対応しながら通信司令室への通報、乗客の誘導および運転士への状況確認などを実際に起きたと想定し行なっています

パターン終了後には消防隊員からのフィードバックでより理解を深めました。

2024.12.17安全への取り組み

2024年度安全マネジメント会議を実施いたしました。

2024年12月17日に、2024年度の安全マネジメント会議を実施いたしました。

基本的な運行に関する知識の再確認及び今年の振り返りを行い、日頃の運行での疑問点や注意点などを積極的に意見交換しています。

加えて、本年大きな変更となった改善基準告知及び運輸規則については詳しいレクチャーを行い、すべての社員が改めて新しいルールを再確認しました。

 

2024.12.05安全への取り組み

2024年度冬季救命講習実施報告書

1. 研修概要

  • 研修名: AED活用による救命講習

  • 実施日: 2024年12月4日

  • 実施者: 株式会社きらり観光 運行管理者一同+栄町消防本部

  • 目的:

    • 当社運行バスにおける乗客の急病発生時、迅速かつ適切な救命措置を講じるための実践力向上。

    • 特に、バス車内に搭載されているAEDの正しい使用方法の習得と、緊急時における円滑な連携体制の構築。

    • 年齢や体格差を考慮した救命措置に関する知識・技術の向上。

2. 研修内容

  • 2.1 基本的な救命講習

    • 救命処置の基本知識(意識確認、呼吸確認、119番通報など)に関する講義形式での座学。

    • 心肺蘇生法(胸骨圧迫、人工呼吸)の基本的な手順と注意点の説明。

    • AEDの役割と使用方法に関する詳細な解説。

    • 人形を用いた実践練習。

  • 2.2 バス車内における救命講習

    • 実際のバス車内を想定した実践訓練。

    • 狭い空間における救命措置の手順確認。

    • 乗客への声かけ、誘導方法、周囲への協力要請の訓練。

    • バス車内特有の注意点(揺れ、スペースの制限など)の確認。

  • 2.3 年齢・体格差を考慮した救命講習

    • 小児や高齢者など、体格や年齢に応じた心肺蘇生法とAEDの使用方法の差異について解説。

    • 胸骨圧迫の深さ、強さ、回数など、適切な処置方法について詳細な説明。

    • それぞれの状況を想定した実践練習。

3. 研修結果

  • 参加者全員が、救命処置の基礎知識を再確認し、実践的な技術を習得することができた。

  • 特に、バス車内という特殊な環境下での救命措置をシミュレーションすることにより、緊急時における具体的な行動をイメージできるようになった。

  • 小児や高齢者に対する適切な救命処置を学ぶことで、より幅広い状況に対応できるようになった。

 

2024.09.15安全への取り組み

貸切バス運転者の初任研修実施のお知らせ(2024年8月〜9月)

この度当社では、8月入社の社員を対象とした貸切バス運転者の初任研修を、法令に基づいた指導指針に則り実施いたしました。

研修内容

  • 座学:
    • 法改正に伴う各種法令の説明
    • 自社運行指示書の管理方法の説明
    • 点呼方法の伝達
    • 交通ルール等に関する映像の視聴
    • 飲酒・煽り運転に関する映像の視聴
    • 実車を用いた運行前点検の方法の説明
    • 実車を用いた車両特性の説明
    • 各種オイル類の交換目安など異常状態の説明
    • ベルト着用についてのアナウンスの練習
    • 非常口の使用方法の指導
    • 避難後の経路・安全確保方法などの説明
    • イラスト資料を用いた記述テスト
    • 過去ヒヤリハット事例の映像視聴
    • 実車を用いてのブレーキの確認ほか
  • 座学は合計14時間実施しました。
  • 実技
    • 指導運転者の同乗のもと、実際の高速道路および観光地での運転動作訓練を実施。運転は30時間以上実施し、特に事故発生事例に基づき、山道での運転訓練を重視しました。コース等は一部抜粋して掲載しております。
    • コース例:車庫→ 東京都内(浅草・羽田空港・秋葉原・皇居・お台場周辺)
    • 危険指定箇所の確認及び、市街地での安全な運行のための基礎知識の習得
    • 車庫→高速道路→海老名SA→箱根周辺(国道1号線・強羅周辺・芦ノ湖周辺)→海老名SA→車庫
    • 危険箇所の多い運行ルートに対応するため、目的地に応じた研修を実施しました。通学時間帯の学校付近では、児童が予期せぬ動きを見せることが多く、注意力を高める必要があります。住宅街では、狭い道幅と大型車に慣れていない歩行者がいるため、車両の接触事故を防ぐための確認作業が欠かせません。
      研修では、こうした注意箇所を運行中に指差し確認し、練習を通じて安全運転技術を向上させています。観光地においては、狭い道路や混雑した駐車場で観光客が飛び出す可能性が高いため、これらの状況にも対応できるように訓練を行いました。
    • 頻繁に目的地となるエリアについて、経路や危険箇所の確認を含む最新情報の把握を目的に研修を実施しました。
      成田空港内には進入禁止区域や歩行者横断箇所、車両往来の多い場所、交差点が複数あり、それぞれで指差し確認と危険予測を行うよう指導を行いました。
      さらに、箱根や東京都内などの観光地も実際に回ることで、土地勘や車両間隔を育てました。

研修の特徴

  • ベテラン指導者による指導: 20年以上の運転経験を持つベテラン指導運転士のもと、実践的な指導を行いました。
  • 安全運転意識の徹底: 事故発生事例を参考に、特に危険性の高い山道での運転訓練を強化し、安全運転に対する意識を徹底しました。

研修の目的

  • 安全意識の向上と、貸切バス運転に必要な知識・技能の習得
  • 法令遵守の意識の徹底
  • 高品質な輸送サービスの提供

今後も、安全運転を最優先に、お客様に安心してご利用いただけるよう、運行管理者一同努めてまいります。