この度当社では、新規免許取得社員を対象とした貸切バス運転者の初任研修を、法令に基づいた指導指針に則り実施いたしました。
研修内容
- 座学:
- 法改正に伴う各種法令の説明
- 自社運行指示書の管理方法の説明
- 点呼方法の伝達
- 交通ルール等に関する映像の視聴
- 飲酒・煽り運転に関する映像の視聴
- 実車を用いた運行前点検の方法の説明
- 実車を用いた車両特性の説明
- 各種オイル類の交換目安など異常状態の説明
- ベルト着用についてのアナウンスの練習
- 非常口の使用方法の指導
- 避難後の経路・安全確保方法などの説明
- イラスト資料を用いた記述テスト
- 過去ヒヤリハット事例の映像視聴
- 実車を用いてのブレーキの確認ほか
- 座学は合計13時間実施しました。
- 実技
- 指導運転者の同乗のもと、実際の高速道路および観光地での運転動作訓練を実施。運転は30時間以上実施し、特に事故発生事例に基づき、山道での運転訓練を重視しました。コース等は一部抜粋して掲載しております。
- コース例:車庫→富士山周辺(山道走行)→車庫
- 危険指定箇所の確認及び、市街地での安全な運行のための基礎知識の習得
- 車庫→自社車庫(11時15分出発)→(高速道路研修)築地→成田空港周辺(実際の運行経路の把握)→成田イオンモール周辺(左折時安全確認)→車庫(19時06分着)
- 実際の運行で最も頻繁に目的地なる箇所について、経路の確認や危険箇所の確認、最新状況の把握を目的に研修を行いました。
成田空港内についても、進入禁止箇所・歩行者横断箇所・車両往来箇所・交差点が複数存在しており、各所指差し確認の励行・危険予測についての指導を実施。
特に、バス乗り場付近は横断歩行者が多数存在しており、見落としによる事故の防止を徹底させています。 - 頻繁に目的地となるエリアについて、経路や危険箇所の確認を含む最新情報の把握を目的に研修を実施しました。
成田空港内には進入禁止区域や歩行者横断箇所、車両往来の多い場所、交差点が複数あり、それぞれで指差し確認と危険予測を行うよう指導を行いました。
さらに、箱根や東京都内などの観光地も実際に回ることで、土地勘や車両間隔を育てました。
研修の特徴
- ベテラン指導者による指導: 20年以上の運転経験を持つベテラン指導運転士のもと、実践的な指導を行いました。
- 安全運転意識の徹底: 事故発生事例を参考に、特に危険性の高い山道での運転訓練を強化し、安全運転に対する意識を徹底しました。
研修の目的
- 安全意識の向上と、貸切バス運転に必要な知識・技能の習得
- 法令遵守の意識の徹底
- 高品質な輸送サービスの提供
今後も、安全運転を最優先に、お客様に安心してご利用いただけるよう、運行管理者一同努めてまいります。